ノースカロライナ州シャーロット市では大規模太陽光発電所を建設するためのパートナ締結を発表

ノースカロライナ州シャーロット市(2020年2月24日)

シャーロット市議会は本日、月曜日の夜に採決を行い、デュークエナジーグリーンソースアドバンテージ(GSA)プログラムに参加することとしました。これにより、シャーロット市は35MW(ピーク容量時45MW)規模の太陽光発電エネルギープロジェクトを進めることになり、発電所のグリーン電力買取制度により再生可能エネルギーを取得する米国で最も人口の多い都市となりました。同市は、ノースカロライナに拠点を置く太陽光発電業者のソーラーエナジー社とノースカロライナ州ダーラムに支店を持つ国際的な再生可能エネルギー発電会社であるエコプレスサスと提携を結びました。エコプレスサスは5,500万ドルの投資により、太陽光電所を建設、所有及び運営を行う予定であり、本稼働は2022年の予定です。

この太陽光発電により、今後20年で市の保有する建物の炭素排出量は25%削減されることになり、これは市の戦略的エネルギー行動計画(SEAP)を推し進めることになります。このSEAPは2018年12月の市議会にて満場一致で採決され、パリ協定に沿って2050年までに同市が低炭素市になるためのロードマップを提供します。目標の1つとして市は2030年までに地方自治体の建物と車両の100%脱炭素化を目指しています。

シャーロット市のエネルギー&サステナビリティーコーディネーターであるヘザーボリック氏によると、「今回の35MW(ピーク時45MW)の太陽光発電プロジェクトは目標達成の25%を非常に短期間で達成するだけでなくグリーン経済の構築に貢献し市民の生活の質を向上させることにもなります。」

 

今回の太陽光発電所プロジェクトは今後20年で市のエネルギー支出を約200万ドル節約し、有害な大気汚染を削減することで地域の大気の質を改善することにもなります。さらに、地域に428の雇用を生み出し、年間1万世帯分の電力を供給し、道路から1万2千台の乗用車を取り除くことに相当する炭素排出を削減されることが期待されています。

更にGSAプログラムにより、大規模需要家が再生可能エネルギー会社を選択したり直接交渉したりできるようになります。それにより大規模需要家がこの再生可能発電所により作られた再生可能エネルギー証明書(REC)を所有することが可能になります。市は公募調達によってカロライナソーラーエナジー社と提携するエコプレスサスとともに35MWの太陽光発電プロジェクトの選定プロセスを完了しました。

 

追加情報はシャーロット市のOffice of Sustainabilityのウエブサイトにてご確認いただけます。

 

アメリカ都市気候チャレンジ:

シャーロット市は気候変動や市民への健康に影響を及ぼす大気汚染を減らすことを目的としたアメリカ都市気候チャレンジプログラムに参画する25都市の1つです。チャレンジの一つとして、市は輸送及び建物の部分からの排出を削減するための大胆な行動をとることを誓約しました。今回の大規模太陽光発電所もシャーロット市のチャレンジの一部です。World Resources InstituteRocky Mountain Instituteが率いるThe Renewables Acceleratorはツール、リソースや技術を提供しアメリカの各都市が再生可能エネルギー目標を推進するための援助をしています。私たちのパートナーシップは、米国都市気候チャレンジ、アーバンサステナビリティディレクターネットワークなど電力セクターの脱炭素化に向けて邁進する地方自治体を支援しています。